親族が亡くなった後、期限の決まった手続きが続きます。期限を逃すと不利益や追加費用が発生するため、本記事のタイムラインに沿って漏れなく対応しましょう。
📚 このテーマを体系的に学ぶ:相続手続き完全ガイド
1. 7日以内:死亡届の提出
- 死亡診断書を医師から受け取る
- 死亡届を市区町村役場へ提出
- 火葬許可証を受領
- 葬儀・埋葬の手配
2. 14日以内:年金・健康保険の手続き
- 年金受給権者死亡届(厚生年金10日以内、国民年金14日以内)
- 健康保険の資格喪失届
- 世帯主変更届(同一世帯に新世帯主候補がいる場合)
- 介護保険資格喪失届
3. 3ヶ月以内:相続放棄の判断
4. 4ヶ月以内:所得税準確定申告
被相続人の準確定申告を相続人全員で行います(所得税法125条)。1月1日から死亡日までの所得を申告。事業所得・年金所得などがある場合は必須。
5. 10ヶ月以内:相続税申告・納付
- 遺産分割協議書の作成
- 不動産・預貯金・有価証券の名義変更
- 相続税申告書の作成・税務署提出
- 納付(金銭一括が原則、延納・物納制度あり)
6. 1年以内:遺留分侵害額請求
遺留分侵害を知った時から1年で時効消滅します(民法1048条)。内容証明郵便での意思表示が必須。
7. 3年以内:相続登記の義務化
2024年4月から不動産の相続登記が義務化。相続開始を知った日から3年以内に登記しないと過料10万円以下のリスク。
よくある質問
葬儀費用は誰が負担しますか?
原則として喪主負担ですが、相続税の計算上は債務控除として遺産から差し引けます(相続税法13条)。領収書は必ず保管しましょう。
預貯金は葬儀費用に使えますか?
2019年改正で仮払い制度が新設され、150万円を上限に各金融機関から仮払い可能になりました(民法909条の2)。
遺品整理はいつ始めるべきですか?
相続放棄の判断(3ヶ月)が終わってからが安全です。それ以前に処分すると単純承認とみなされる恐れがあります。
⚖️ 免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。個別事案は弁護士・税理士・司法書士等の専門家にご相談ください。